温度による変化

樹脂は温度による寸法変化が大きい材質です。

温度が10℃変化すると10mmの長さが

MCナイロン      0.009mm

ポリアセタール      0.009mm  

ポリエチレン      0.020mm

テフロン        0.013mm

硬質塩ビ        0.006mm

寸法が変わります。それに対して金属は下記の量しか動きません

樹脂に比べると動く量がかなり少ないです

鉄           0.0011mm

アルミ         0.0023mm

この様に金属と比べると温度変化によって5~20倍寸法が変化します。

当然寸法は加工時に精度よく加工しても、温度によって寸法が変わってしまいます。

特に気を付けなければならないのが

金属部品に組み付ける場合です

ぴったり合わせても、温度変化によって

金属部品との嵌合が緩くなったり固くなったりしてしまいます。

考慮して加工設計しないと後で不具合が起きる可能性があります。